深谷市で屋根塗装をお考えの方は、ご自宅の屋根の形を聞かれて、すぐに答えることができますか？

屋根の形自体を思い出せなかったり、思い出せてもどう説明していいか分からなかったりすることもあるでしょう。屋根の形状にはそれぞれ名前がついていますので、ご自宅の屋根の形状を覚えておくと、簡単に家の形を説明することが可能です。

さらに屋根形状の名称だけでなく、構造のおおまかな分類やそれぞれのメリット・デメリットについて理解しておくと、屋根リフォームの見積もりを依頼する際に役に立つことがあります。

こちらでは屋根の形状について紹介しますので、深谷市周辺で屋根塗装をはじめとする屋根リフォームをお考えの方はぜひ参考にしてください。

屋根塗装について業者に相談すると、まずは建物が建っている広さ（建坪）と屋根の形を聞かれます。その理由は、屋根の形によって塗料の量が変わる場合もありますし、作業の難易度も変わってくるからです。

屋根には「切妻屋根」や「片流れ屋根」のように1面もしくは2面で形成されているタイプと、「寄棟屋根」のように4つの面で形成されているタイプがあります。4面で形成されている屋根は、1面もしくは2面で形成されている屋根の面積よりも広いため費用も高くなります。

また、3面の結合部は雨漏りが発生しやすいため、作業には高い技術を要します。そのため、屋根塗装では費用が高めに見積もりされる可能性もあるでしょう。さらにどのタイプでも屋根の傾斜が強いと屋根塗装の作業の難易度は上がり、より高い足場が必要になりますので、リフォーム費用はかさみます。

陸屋根・片流れ屋根

1枚の板で作ったような屋根には、家に水平に屋根を乗せたような「陸屋根」や、片側にだけ傾いた「片流れ屋根」があります。陸屋根や片流れ屋根は風雨の負荷が分散しないので屋根が傷みやすく、雨漏りが発生しやすくなるという点がデメリットです。

切妻屋根

「切妻屋根」は斜面が2つある屋根です。単純な形なのでコストも安く、屋根からの雨漏りのリスクも少ないのが魅力と言えます。しかし三角になった側を覆うものがないので、外壁などの劣化がすすみやすいという点がデメリットです。

片側の斜面が長い屋根を「招き屋根」、両サイドの三角の頂点を少し低くすることで高さを調整した屋根を「半切妻屋根」（はかま屋根、ドイツ屋根）と言います。

寄棟屋根

「寄棟屋根」は4枚の板を組み合わせたような屋根で、四角錐になったものは「方形屋根」と言います。さらに、寄棟屋根の上に切妻屋根を乗せたような形の屋根が「入母屋屋根」で、格調ある日本家屋といった印象を与えることができます。

いずれの屋根も風雨の負荷が4面に分散するため、風にも強く、雨漏りもしにくい構造です。屋根の面積は最も広くなりますので、屋根塗装の費用はかさみます。

差し掛け屋根

「差し掛け屋根」は切妻屋根の頂点で両側の屋根面をずらした屋根です。風には強くなりますが雨漏りのリスクがあります。

越屋根

「越屋根」は屋根の上に小さな窓のある部屋が載っているような屋根です。天井にたまった熱気を抜くことができ、採光しやすくなります。雨漏りしやすいデザインで、修繕にも手間がかかる複雑な構造です。